製造業向けクラウド Autodesk Fusion で、新たな可能性を切り拓く

Jeff Kinder 3月 22, 2023 1 min read

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チームが連携できる環境と適切なツールがあれば、新たな可能性を切り拓くことができます。製造業向けクラウド Autodesk Fusion を始めましょう。 

製造業は常に変化し続けています。長い歴史の中で、テクノロジーはメーカーに競争力をもたらしてきました。そして今、テクノロジーの変化のペースは急速に加速しています。人工知能、クラウドの導入、コンピューティング能力、デジタルツイン…。新しい変化には不安も伴うものですが、それ以上に重要なのは、こうした変化がチャンスをもたらすということです。今こそまさに、お客様により良いサービスを提供し、かつてなかった新たなイノベーションを生み出すチャンスなのです。 

現在の設計・製造業界における「イノベーション」には、さまざまなことが含まれます。プロセスの効率化、設計部門と製造現場の連携体制の強化、ジェネレーティブ デザインによる部品数の削減、サプライ チェーンのレジリエンスの強化などもイノベーションです。  

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製造業向けクラウド Autodesk Fusion 

「イノベーション」で生み出すものは、製品そのものだけでなく、製造方法も含まれます。今後の競争を勝ち抜くためには、製品開発プロセス全体が 1 つにつながる必要があります。オートデスクはだからこそ、製造業向けのクラウド Autodesk Fusion の開発に長年取り組んできました。 

Autodesk Fusion を使用すれば、設計から製造までのすべてのチームが、専門分野の枠を超えて 1 つにつながります。そしてデータのアクセス性、拡張性、オープン性、流動性が高まります。  

Autodesk Fusion は、単なる PDM や PLM ではありません。単なる CAD や CAM でもありません。そのすべてを搭載するだけでなく、シミュレーション、ドキュメント作成、レンダリング、電子機器設計などの機能も備えた、これまでにない新たな形の統合ソリューションです。製造の複雑な課題を解決する高度な機能を備え、使いやすく、簡単に統合できます。まさに「テクノロジーの民主化」を体現した製品です。 

製造業向けクラウド Autodesk Fusion の未来 

現在、Autodesk Fusion のデータは製造業向けの Cloud Information Model という API で構築されています。そのため、Autodesk Fusion のデータを API で接続・拡張し、Prodsmart や ERP システムなどの他のアプリケーションと接続したり、コンフィギュレーションなどの機能を強化したりできます。 
(Prodsmart は日本未発売) 

通常、コンフィギュレーションでは、膨大なデータをコピー/貼り付けし、さらにそのファイルをバリエーションごとに管理する必要があります。しかし製造業向けクラウド Autodesk Fusion では、ファイルは必要ありません。手作業のコピー/貼り付けでミスが起きる心配もありません。変更されたデータのみがコンフィギュレーションとして保存されるため、ストレージが効率化し、データ管理のエラーが減り、パフォーマンスが高速化します。つまりこのソフトウェアは、「データ管理」と「ユーザーの作業を楽にする」という本来の役割をしっかりと果たしてくれます。 

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Fusion 360 Signal Integrity Extension 

従来、信号の整合性をシミュレーションするには、技術的な深い知識が必要なばかりでなく、複雑なソフトウェア アプリケーション間でファイルをやり取りする必要がありました。オートデスクは近年、Ansys 社と提携し、高度なシミュレーション機能を今後さらに拡張することを発表しました。そして Fusion 360 Signal Integrity Extension を Ansys 社と共同開発しました。これは PCB 設計の製品開発ワークフローにおけるギャップを解消する新製品です。 

電子機器の設計からデジタル ファブリケーション、シミュレーション、製造、製品への組み込みまでを、すべて Autodesk Fusion で行えます。実にパワフルで効率的な、ゲームチェンジャーとなるソリューションです。 

オートデスクにとっての最優先事項は、ユーザーの皆様が時間とエネルギーを無駄にすることなく、最も意義ある業務に集中できるようにすることです。そして現在、Autodesk Fusion の自動化機能のうち、主に次の 3 点を拡張しています。 

  1. 工作機械のプログラミング時間を短縮:オートデスクは CloudNC 社と提携し、手作業による機械のプログラミング時間を削減するための取り組みを進めています。Autodesk Fusion では、3D モデルをアップロードしてワンクリックすれば、部品の製造に最適な加工ツールパスが CloudNC のアルゴリズムによって自動生成されます。コンピュータで「印刷」をクリックして紙に印刷するかのような、まさに「ワンクリックの製造」に近いエクスペリエンスです。 
  2. 図面作成を自動化:寸法記入や図面の仕様を指定するのも、手間のかかる大変な作業です。そこで、図面作成を自動化する機能が Autodesk Fusion に追加されます。図面ビューに自動で寸法を配置できる機能で、あらゆるデータ サイズに対応します。例えば、これまで 40 の図面を作成するのに 40 時間かかっていたところが、ほんの 4 分で完成できるようになるかもしれません。 
  3. モデリングを自動化:自動モデリング機能も追加されました。開発プロセスにインスピレーションをもたらします。遵守すべき形状との接続点と、回避すべきジオメトリを選択するだけで、さまざまな設計案が自動的に生成され、比較しながら検討できます。 

簡単にアクセス可能なデータ 

Autodesk Fusion では、クラウド上の設計・製造データに、いつでもどこからでもアクセスできます。また、Autodesk Fusion はあらゆるデバイスで動作します。つまり、高度な機能を備えた CAD や CAM を、いつでもどこでも自在に操作できます。また、製造現場からでも、必要に応じてあらゆるデータにアクセスできます。  

ワークステーションや企業ネットワーク、場所などに縛られることはありません。リモートワーク中でも、顧客先でミーティング中でも、必要なデータにいつでもアクセスしながら仕事を進めることができます。「デバイスの独立性」とは、必要なときに必要なデータを適切なデバイスで利用できる柔軟性をユーザーに提供することを意味します。  

オートデスクで DX を実現しましょう 

オートデスクが、デジタル トランスフォーメーションをサポートします。現在から未来に向けて、ビジネスを成功に導きましょう。加速し続けるテクノロジーの変化によって、新たな可能性が広がっています。 

オートデスクは、製造業の明るい未来を信じています。そして、皆さまと共にイノベーションを推進することで、より良い世界を構築できると信じています。 

まずは Autodesk Fusion 360 の 30 日間無償体験版をお試しください。 

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